2009年01月09日

イン ザ ミソスープ

今日駐輪場で、ふと隣の自転車を見ると前かごに文庫本が2冊入ってたんですよ。

活字中毒の僕はいつももならグヒヒヒッ、とか言いながら真っ先にネコババするんだけど、今日はあいにくの雨。
可哀想なことに文庫本はじっとり濡れてふやけていた。泣く泣くあきらめましたよ。

全く、この子羊たちのご主人様は何を考えてるでプーか(`ε´)プンスカプンスカ

ってな感じでさよならベイビーを言い渡すときに、よーく見てみると文庫本の片割れが「イン ザ ミソスープ」って題名でした。

ん??イン ザ ミソスープ????

めっちゃ気になるやん。

小説の題名ってブログの記事みたいに簡単には決められないと思いますよ。

お客さんがつい手に取ってしまうインパクトがあって、なおかつ本の本質というか特徴を一言に凝縮したものにしたいと思うはずです。
(森博嗣さんの『封印再度(Who inside)』が僕は好き)

「イン ザ ミソスープ」て!!www
確かにインパクトはある!そして実際僕はいま読みたくて仕方ない。
ただ小説の特徴が「イン ザ ミソスープ」に凝縮されているとしたら、どういうことなんだ。
直訳すると「味噌汁の中に」みたいな意味だよね!?

まず思いつくのが人情系。

『おれは世界を股に掛けるミュージシャン、TEZZ。世界ツアーを大成功におさめ、今やオレのことを知らない地球人はいないだろう。おれは世界をとった!だがどうだろう?そこから見える景色は何も変わらない。世界中で俺を呼ぶ声がする。しかし何も感じない。オレは絶望した。もう音楽はやめることにする。

10年ぶり帰郷。何も言わずに飛び出してから、おふくろとは一度も連絡を取っていない。女手一つでオレを育ててくれたおふくろ。暑い日も寒い日も文句ひとつ言わず畑を耕したおふくろ。いきなりノコノコ帰ってきたオレを家に入れてくれるだろうか。
家に着くころにはすっかり日が暮れていた。明かりは付いていない。鍵はまだ植木鉢の下にあった。
音をたてないように家に上がる。明日どんな顔でおふくろと合えばいいのか正直分からない。世界のとってそんなこともわからないのかオレは・・・
?・・・おれは愕然とした。電気の消えた居間に立ち込める懐かしい香り。テーブルの上に置いてある一人分の夕食・・・
すっかり冷めてしまったごはん。「温めて食べなさい」と書かれた紙はすっかり黄ばんでいる。そして、そして・・・
その傍らにはオレは大好きだったなめこの味噌汁。
おふくろは10年もの間、息子の帰りを信じて夕食を用意し続けていたのだ!!10年前のことは悔やんでも悔やんでも悔やみきれない。あまりにも深い親の愛情。オレは世界をとった声でシャウトした。「Love in the misosoup」』

んーありえる。この場合味噌汁に入っているのは「親の愛情」

推理小説って可能性もある。

『「何があったんだ?!」
「私だってわからないわよ!!橋爪さん、夕食中に急に苦しみだして。」
「くんくん。これは!?味噌汁からアーモンド臭が!」』

この場合味噌汁に入っているのは「青酸カリ」ね。
でも英語にする意味がわかんないし、題名に味噌汁をピックアップする意味もわからん。

次。ファンタジー。

『ある放課後。僕とたっちゃんとみつるはいつものように学校から帰っていると、道端に変わったおばあさんが座っていた。
おばあさんが広げている風呂敷には、「水晶」や「蛇の抜け殻」、「竜のうろこ」など変なものがいっぱい乗っかっていた。
僕達がすげーすげーと言いながらがらくたを見ているとおばあさんが話しかけてきた。
「坊やたち面白いかい。」うん。
「これはね、おばあさんが向こうの世界にいって取ってきたものなんだ。」ムコウノセカイ?
「そうさ。世の中にはね、ボクちゃんたちがいるこの世の他にいくつか世界があるんだよ」
僕たちは目を輝かせておばあさんの話すムコウノセカイの話を聞いた。
僕たちもムコウノセカイに行きたい!!
それを聞くとおばあさんは横に置いてあった器を僕たちの前に出した。
「ここが向こうの世界との入口だ。」』

この場合インザミソスープなのは「子供たち」。ただ異世界との入口を全然味噌汁にする必要ない。

あと都市伝説系も思いついたよ!!

『町のはずれにある何年も使われてない屋敷。通称「叫びの館」
若者の間では心霊スポットとして人気があるが、そこにはある開かずの扉があるらしい。
階段を下り、ほこりっぽい廊下を抜けると現れる頑丈な扉。
中は真っ暗でクモの巣が張り巡らされている。クモの巣を払いながら進んでいくとやがて見える一脚のイス・・・
なぜかその椅子だけはほこりをかぶっておらず、新品のようにきれいだ。そしてその上には湯気の立った味噌汁が・・・』

まぁこの場合も味噌汁の中に入っているのは「子供たち」なんですけどね!!

なんかすげーインザミソスープ読みたくなってきたよ!!

まぁヤマンバの人肉味噌汁のアメリカ版って可能性もあるよね。それはそれで読んでみたいし!!
帰りにまだあったらやっぱりネコババしよう(^。^)



↑おふくろの味


posted by chapa at 11:30| Comment(7) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あっ相リンされてる〜!あたしもやっときます★
ちゃぱさん置き引きは立派な犯罪・・
あかんですよ!!!笑
でもインザミソスープは気になる〜!!!(><)
そしてなんですかその想像力の豊かさは・・笑

森博嗣さんって名前が森鴎外に
似てて気になってた・・面白いんですか???

Posted by Can. at 2009年01月09日 20:46
村上龍さんのインザミソスープかしら?
ミソスープが向こうの世界の入り口って斬新ですね!!
Posted by ちゃこ at 2009年01月10日 20:54
Can.さん>犯罪なんですか!?今度からやらないようにします!!
てか学校帰りにみたらまだあった!!笑
森博嗣さんはおもしろいっすよ!!まず『すべてはFになる』を見てほしいですね!
本格ミステリですが、キャラが濃くてみな哲学的なので名言が多いですよ!
『自分が不幸だとは思わない。自分は常に最善の道を選択したのだから、今よりも幸せにはなれなかったはず。過去のどこを探しても、間違いはなかった。どこへ戻っても、きっと同じ道を選ぶだろう。ただ一つ、後悔することがあるとすれば、他人を許容しようと思ったこと。他人を信じたこと。他人を愛したことか・・・・・・。後悔?しているだろうか?わからない。後悔って何のためにするものなのか?そもそも、それがわからない。夢を見るのと同じだろうか。わからない。でも、人を好きになった。とにかく、心残りは、それだけだ。それは、もう肌に刻まれたものと同じ。その蟠りだけが、余熱のように残る。決して消えることがない。消えてほしくない。』「月は幽咽のデバイス」より
長い・・・こんなこと言いたいっすね。

ちゃこさん>村上龍さんでした!!出版当時、結構話題になったみたいですね(-_-;)いや知らなくて恥ずかしい。活字中毒を名乗るのはやめます。
Posted by チャパ at 2009年01月11日 06:47
記事面白かったです!自分も活字中毒ですが・・・村上龍はちょっと苦手かも。

わたしも活字中毒、漫画喫茶常習、ひぐらし好きです。よければ相互リンクいかがでしょうか?ブログ見て考えてみてくださいね〜
Posted by ペコ at 2009年01月12日 19:14
ペコさん>はじめまして!!いやぁペコさんのブログ、ゲリコあたりから楽しく読ませていただいてました!!これ本当です。
相互リンクお願いしまっす!!!!!
Posted by チャパ at 2009年01月13日 13:04
インザミソスープ!高1のとき、タイトルに惹かれて読みました!偶然ですね!

本の内容は残念ながらチャパさんの推測にはなかった、外人が娼婦をガンガン殺していく話です。

チャパさんの考えたファンタジーのほうがまだタイトル設定を活かせてる気がします。ていうかそのファンタジー、斬新で面白そうです。
Posted by 永田 at 2009年01月14日 15:25
>永田氏
高1から本読んでたんすか?!すごいっすわー・・・

外人が娼婦をガンガン殺して、なぜに味噌スープなのか。
とても興味があるので呼んでみようと思いました!

いや俺の考えたファンタジー、実はお汁粉でもぜんぜんいけるんですよ(><)
もし執筆したら、

アメリカ版:インザコカコーラ
イタリア版:インザマティーニ
モンゴル版:インザ馬乳酒
イタリア版:インザフィンガーボール
韓国版:インザサムゲタン
中国版:インザフカヒレスープ

見たいな感じで世界各国で翻訳、出版されないっすかねー?!
されるなら書く。
Posted by チャパ at 2009年01月15日 12:48
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